実用:葉巻の熟成

Dr.MatchPlayのワールド・シガー・ガイド

      

◇1999年後期-2000年度版箱裏スタンプ

COHIBA LANCEROSの箱で「LQME FEB00」という新種のスタンプを発見しました。早速、cigar aficionadoのBBSに問い合わせを出したところ「LQMEは工場コードだけど判別不可。しかし、FEB00は2000年の日付コードで、スペイン語の月を表す単語の最初の3文字と年数の下二桁の組み合わせ、従って2000年2月製造だよ。」という回答がありました。スペイン語辞典によれば、
1月=Enero/8月=Agosto/12月=Diciembre
ということで、それぞれENE、AGO、DICとなりますが、それ以外の月の最初の3文字は英語とほぼ同じ(2000年2月=FEB00、2000年3月=MAR00、2000年4月=ABR00......2000年11月=NOV00)になるようです。
また、1999年後期のコードですが、「CRE LEOO」というコードについて問い合わせたところ、「工場は不明、LEOOは1999年10月」という回答がありました。そして、1999年後期のコードは、
1999年5月=EPOO/6月=ESOO/7月=EUOO/8月=EAOO/9月=EOOO/10月=LEOO/11月=LLOO/12月=LROO
ということのようです。しかし、以前に、ちょっとした計算をして、
1999年4月=EAOO/1999年5月=EGOO
ということを掲載しましたが、結果、「EAOOは4月なのか8月なのか?」「5月のコードとしてEPOOとEGOOの二つがあるのか?」とナゾは増えるばかりです......
(00.04.30)

        

キューバ産の葉巻箱裏スタンプ

キューバ産葉巻の箱の裏側にスタンプが押されているのはご存知の方もいらっしゃると思います。そして、最近、そのスタンプの表記方法が変わったということを海外のサイトで発見しました。(1999/07)

スタンプはOESI TLP-02EAT-CCUEなど大体7−8桁のアルファベットの組み合わせになっております。2−3桁の方が製造工場を、4桁が製造年月を表しており、1974から1998年まではNIVELACUSO=1234567890と割り当てられていたそうです。
従って
OESI TLP-02OESI0492ということで1992年4月製造、TLP-02はTobias Lazaro Penaで製造されたということのようです。

ところが、EAT-CCUEのCCUEをあてはめると7784ということで年月としては不適切です。こちらの方はNETAGIDOCU=1234567890という新しいコードで表現されており、これによるとCCUE9902ということで1999年2月製造、EATはFernando Perez German製造ということだそうです。1999年製造のものからこの新しいコードが使われており、キューバ産葉巻を取引きしている業者泣かせと言われているそうです。

キューバ産は製造後1−2年後から喫うのが良く、2−5年目頃に味や香りのピークを迎えると言われています。つまり、製造年月が新しいのにもかかわらず葉巻の表面が異常に波打っていたり、リングが緩むほどに縮んでいるものは保存が悪かったと言えるでしょう。また、製造年月が古くてもリングの緩みもなく艶やかに美しければ、それは丁寧に保存され熟成が進んでいる証拠ですから迷わず買いだと思います。キューバ産を購入される時の目安にいかがでしょうか。
工場名など詳しいことは下記サイトをご参照ください。
http://www.cigaraficionado.com/Cigar/Aficionado/
boxcode.html|2460566853519677952233610187

号外

刻印コード変更の緊急事態発生(99.08.10)
なぁにぃい?Pだって??
その日、朝早くにキプロスから注文しておいたPARTAGAS SERIE "D" #4が届きました。最初の箱の製造年月スタンプはNNSUでしたので1998年11月に作られたことが分かりました。ところが、二つ目の箱にはEPOOという文字。なぁにぃい?

コード表と適合しないコードを発見したのです。
贋物をつかまされたのか?ということが一瞬頭を過ぎったのですが、過去に何度も取引実績のある信頼できる相手先であり、かつ、リングその他非常に不審な点は見当たらず、そこで、Cigar AficionadoのBBSにその旨を書き込んで待つことにしました。

米国東部標準時間の午後11時27分:書き込み終了。
そのわずか26分後の午後11時53分:「自分も見たことがあるが、それは年頭に変更されたばかりのコードより更に新しいコードらしい。」との書き込みあり。
さらに、それから2時間28分後の午前2時35分:「今年に入ってこれまでに2度のコード変更が行われた。年頭に発表になったものは3月製造分までしか使われていない。そして、その直後に4−5月を表記するコードが使用された。そして、今回のものは6月以降のものに適用されているようだ。これらの情報は偽物製造業者に有益となるため残念ながらこれ以上の説明は行えない。」とのことでした。

つまり、先にご紹介(上に掲載)したNETAGIDOCU=1234567890の適用範囲は1999年1月から3月まで、そして、4月と5月を表示するEAOOとEGOOが存在しているようです。これらはEAOO=2488、EGOO=2588となりますが、それぞれの数値に80
11を加算すると10499、10599となり、それぞれの下四桁が製造月と製造年の下二桁を表記するということのようです。更に今回、Pという全く新しい記号が登場した訳ですが、これは6月以降に製造されたものであろうと推定されています。


キューバ産の葉巻に使用される煙草の葉は1年寝かされて製造に回されることになっているようですが、熟成が充分でないものは特有のアンモニア臭が強くなり気味です。従って、製造年月の把握は熟成状況を知る上での重要な手掛かりとなるのですが、外部に分かり難いコード体系も贋作対策の一環として見なされており、そのために頻繁に変更されているのではないかとの見方を強くしております。