実用:葉巻作法総論

葉巻の燃え方とその調整方法
紙巻煙草の場合には箱から1本取り出して口に咥えて火さえ付ければ少しずつ灰になって行きます。紙巻煙草を時限信管代わりに使うという場面を何かの映画で見たことがありますが、そのままほったらかしておいても自然消火することはありません。
葉巻の場合には総論でも説明した通り、自然消火してしまいます。また、きちんと手順を踏んで火を付けたとしてもなかなか奇麗に燃えてはくれません。少々技術を要します。

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奇麗に燃える

安定して奇麗に燃える(笑)葉巻はDAVIDOFFだと思います。その灰は神々しいまでに白く美しく硬く、葉巻の灰はかくあるべきと言わんばかりに見事です(写真右)。

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一方キューバ産の葉巻は味や香りに反比例するかのように、これでもか!と言わんばかりに不安定な燃え方と灰を残すようです(笑)時折、最初から最後まで奇麗に燃焼してくれるものもありますが(写真右)、そんな時には「しまった!こんなに奇麗に燃えることが分かっていたのなら喫わずにとっとけば良かった!」と思わずあせったりします(笑)

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「斜め」に燃える

写真右はキューバ産葉巻の燃え方の典型的な例です。かなり気を使って点火してもこのように「斜め」に燃えてしまうことがしばしばです。

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また、贋作COHIBAのようにトンネル状に中心部のみ焦げたり、「斜め」どころか「溝」があるかのように火が走ったりすることがあります。これら「不審火」の原因としては煙草の葉そのものの品質、巻き方、そして、保管状態が考えられます。煙草の葉の厚みが均一でなかったり、太い脈があれば燃焼速度が異なるでしょうし、また、固く巻かれたところよりも緩いところの方が酸素供給量が多いために早く燃えるでしょう。そして、乾いたところよりも湿ったところの方が燃える速度は遅くなるでしょう。

面倒なローリング

しかし、煙草の葉の質や巻き方については自分では気の付けようがありません。しかし、保管−乾きすぎず、湿りすぎず、全体に適度な湿り気が周るようにに気を使うことはできると思います。加湿器に近いところは湿りやすく、箱に接している側は乾きやすいため、所謂ローリング−1ヶ月に1回程度の頻度で寝かせた葉巻の位置を入れ替える作業が葉巻全体の湿度を均一に保つのに有効だと言われています。もちろん、私はやっていません(笑)あまりに面倒なので......

簡単な調整策

さて、「トンネル」対策の手段は未だ発見できておりませんが、写真上(burning bad )のような「斜め」や軽い症状の「溝」の場合には、燃え方の早い側を少し湿らせることで火の周りを遅らせることができます。写右4(burning bad 2)に示す点線で囲まれた付近を水滴で湿らせた指先で軽く

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なぞると燃える速度を落ち、徐々に同じ長さに揃ってくれます。
あるいは、燃え方の遅い側をライターの火で炙り、燃え方が遅い側を一気に燃やすという方法もあります。手っ取り早い手段ではありますが、燃焼温度を上昇させるために味が悪くなりがちで、あまりお勧めできません。しかし、私は良くやってしまいますが(笑)
ところで......気のせいか「放火」の方法論を話をしているような気分になって来ました......

簡単な調整策:吸い込みの悪い葉巻への対処

顔が真っ赤になるほど吸っても吸えない葉巻......諦めて捨てる前に、まず、葉巻より若干長めの針金を用意し、針金を真っ直ぐに伸ばしてください。次に吸い口(ヘッド)の真中辺りに針金の先端を当て、少しずつ中へ押し込んで行きましょう。途中からラッパーを破いて針金が飛び出さないように慎重にゆっくりとです。フットの方まで針金が通ったところで、ゆっくりと引き抜いてください。さぁ、どうでしょうか?通りは良くなりましたか?まだ、悪いようでしたらもう一度針金を差し込んで見てください。これで大分吸いやすくなると思います。 それでもダメなら??その時こそゴミ箱行きですね(笑)