今週の葉巻

1492 Humidor

1992年は、コロンブスによる新大陸とタバコの発見500周年の年、米国ではCigar Aficionado創刊の年、日本ではCigar Clubオープンの年であり、個人的には私がパロ・アルトから日本に戻った年(まぁ、これは関係ないか(笑))でもある。
そして、この1492 Humidorは、1992年に501個製造されたものである。

葉巻の規格は1994 Humidorと同じくCoronas Gordas、5 5/8インチ、リング・ゲージ46であり、50本入りである。
日本ではシガー・クラブの代表であるルイス・ヴィクデン氏が所有していらっしゃると聞いている。恐らく他にも数名の方がお持ちなのではないかと推察する。
そして、これもMontecristo Bなどとと並んでオークション騒がせな葉巻のひとつである。ところが501個しか製造されていない割には、オークション・カタログで良く見かけるような気がしなくもないのはなぜだろう。
ズバリ、株や不動産と同じく差益を生むために人手を渡り歩かされているような気がしてならない。でなければ、ほぼ毎回、1−3個が出品され、新しい持ち主の手に渡っているような印象を受けるはずがない。

つまり、予め余分に数個を確保したその筋の連中が値をつり上げながら少しずつ市場に放出しているような印象すら受けるのである。気の毒なことに恐らく一種の投機銘柄に成り下げられているのではないかと推察する。
もし、これが事実だとすれば非常に残念な話である。これまでにいろいろな限定版の葉巻やヒュミドールが製造されているが、世界史に残る偉業を記念するという意味においてこれに勝るものは当分の間作りようがないだろう。なんたって、よりによって「コロンブスによる新大陸とタバコの発見500周年」であるのだから......蛇足であるが、これを上回るものが造られるであろう次の機会は2492年なのだから(笑)(08/31/00)(10/18/00更新)

葉倶楽部