今週の葉巻

Cubatobacco 25th Anniversario Humidor

1959年のキューバ革命により、キューバ国内のタバコ産業は無条件に全て国有国営化されることになった。翌年の1960年にはタバコ産業を管理運営するための機関としてCUBATOBACCOが設立された。そして、CUBATOBACCOは1985年に創立25周年を迎え、その記念として葉巻50本入りキャビネットが製作された。

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以前から、時折りこのキャビネットの噂が耳に入って来た。しかし、15年も前に限られた数のみ製作され、キューバ政府関係者に贈答された、などという話を聞くにつけ現存するとは考え難かった。同時に、現物を見てみたいとの欲求も徐々に高まった。
とある日、あるディーラーから二枚一組の写真が送られてきた。それにはこのCubatobacco 25th Annivasario Humidorが写っていた。遂に、そのディーラーは現存するキャビネットを発見したのである。

その後、ディーラーとのやり取りからいろいろなことが少しずつ分かってきた。
例えば、繰り返しになるが、このキャビネットはキューバ政府の贈答品として100個のみ製作された。そして、政府およびタバコ産業関係の要人にのみ配られたということである。やはり、このキャビネットは非売品であり、そのために一般には流通しなかったようである。そして、現存数は20個程度と推定されているようだ。

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このキャビネットに納められた葉巻は、長さ5 3/8インチ、リング・ゲージ42のCosacosである。もしや?と思われる方もいらっしゃると思うが、これはMontecristo Bと同じ規格である。
しかも、まさか!のまさか。Montecristo Bと同じブレンドであり、製造も同じ工場である(らしい。というのは記録ではそうだが、製造工場を現すスタンプが見当たらないからである。)更に、キャビネットのサイズも基本的なデザインもMontecristo Bと同一であるが、Montecristo Bの箱には見られない象嵌が施されるなど独自の意匠と工夫が施されている。

既に製造中止となっているMontecristo Bは希少性の高い葉巻であり、例えば3月9日にロンドンで開催されたクリスティーズのオークションでは30本入り(完品は50本)であるにもかかわらず10,400ドルで落札されている。また、つい最近、50本入りの完品が日本円で約250万円で売りに出されたという話を聞いた。
そして、このCubatobacco 25th Annivasario Humidor
キューバ革命以降の葉巻産業の歴史を象徴するキャビネットであり、そういう意味で、より希少性の高い「幻の逸品」と言えよう。(07/08/00更新) 
追記:ハイ、自画自賛、完璧に自慢してます(笑)でも、いずれ吸うんだもんね(爆笑)

montecristo b
Montecristo B

葉倶楽部