お試し済の葉巻たち:限定・稀少

私の好きな葉巻を、敢えて自分の感じたままに書いてみました。しかし、人の書いたものを読むよりも「百聞は一喫にしかず」自分で試して自分の感じるままに好みのものを選ぶことこそ葉巻の楽しみのはず。ここに書いてあることはあくまでも私の主観です。
文章中に「豊か」という表現が繰り返し出てきます。他に表現する語彙が見つけられない私の表現力不足ということで悪しからずご了承ください。

掲載数が増えたため<キューバ産非キューバ産<限定・稀少>年代物のそれぞれのページに大別しています。

(拡大写真は画像クリック)

1999 ORANGE MARILYN EDITION CIGAR

marilyn

ANDY WARHOLの代表作、MARILYN MONROEを蓋に印刷した保管箱が発売になったことを偶然発見!直ちに予約!!とそのサイトを良く見ているとCHURCHILLサイズの葉巻まで作っているではありませんか。葉巻の箱にもMARILYN MONROEが印刷されており、期間限定発売ということでしたから、もちろん、当然のように予約を入れました。しかし、あまりに芸術性の高い包装であるため、果たして味の方は......恐れ多くて、まだ試しておりませんです。
(写真:ヒュミドール

Cohiba 30th Annivasario Jar

言わずと知れたCOHIBA創業30周年を記念して1996年に1,000個限定発売された陶製壷入りの葉巻です。COHIBAはナントカ(?)インディアンの言葉で「煙草」という意味だそうで、カストロ大統領専用銘柄でした。何でも大統領護衛官の一人が喫っていた葉巻に大統領の目が止まり、早速1本試したところいたくお気に入り。どこの銘柄かと問うたところ、友人が個人的に作ってくれた、との返事。そこで、大統領はその護衛官の友人をお抱え葉巻師 に任命し、かくして大統領専用銘柄COHIBAが誕生したとか。

これはThe Millennium Reserveよりも数が少なく、かつ、壷の底には通し番号が付けられているので、更に希少性の高いものになっています。全く先入観なしで火を点じたところ、最初に蜂蜜のような甘味に驚き、次いでCOHIBAらしからぬ軽さに仰天!ところが、徐々に程よく強さを増し、最後にノドの奥にニコチンの塊だ!!

Cohiba Pyramid

英国のディーラーよりCohiba Pyramid has been arrived!"との連絡が入った。恐らくMillennium Jarのことだろうと思い、要らないよ!とつれない返事を出した。すると、まぁまぁ、そう言わず、1本送るから......梱包を開けてビックリ!正真正銘、コヒーバ印ピラミデ型の葉巻が届いたのである。葉巻好きの方ならご存知かも知れないが1995年から1997年にかけてパリやトロントでのチャリティー・オークションに出品されたCohiba Pyramidである。記憶に間違いなければ当時の価格でヒュミドール50本入りが35,000ドル前後だったと報じられていたように思う。その後、極限られた数量が極限られた英国、カナダ、フランスとスイスのディーラーを通して販売されたようだ。そして、今回、どのような経緯で英国のディーラーの手元に届いたのかは定かではない。 

さて、それはさておき、今回受け取ったピラミデとミレニアムのピラミデを吸い較べてみた。点火した時点では、どちらも殆ど差がないように感じられ、コヒーバだからって「やっぱり」大したことはないなぁ、と思った。ところが、半分を過ぎた頃から違ってきた。ミレニアムには改めてがっかりさせられた。まるで、ガス欠寸前のバイクである。エンジンが咳き込むようである。ところが、今回のピラミデは暖機運転終盤からの出力の伸びを期待させる。味は安定し、かつ、広がりが出る感じである。飽きることなく最後まで吸い切ることができた......が、しかし、この味でも1本60ポンドは高過ぎる。(05/12/00)
追記:その後、このピラミデが4年熟成させたタバコを使用し1999年3月にEl Laguitoで製造されたことが判明した。また、全世界でわずか3箇所のディーラーにのみディストリビューションが許可されたようである。そして、その中のひとつがこの英国のディーラーだったということである。(06/16/00)

Davidoff 20th Annivasario Asia

手元にTHE CONNOISSEUR'S BOOKS OF THE CIGARという本があります。既に絶版となってしまっていますが、最初にヨーロッパで出版され、後に英訳されました。著者はスイスの一煙草商の息子に生まれキューバ産の葉巻を欧米に広め、後に葉巻を紳士の嗜みとする文化として育んだZINO DAVIDOFF氏その人であります(我ながら紋切り型
のスゴイ紹介文だと思います(笑))

DAVIDOFFは極東の本拠地として香港を選びました。そして、紆余曲折を経てDAVIDOFFは今年、亜細亜進出20周年を迎えました。この葉巻は、その記念として限定600箱製造され、日本国内ではニューオータニとオークラの直営店でのみ手に入れることが可能です。甥っ

davidoff 20th2.JPG (7152 バイト)

子の20歳の誕生日用にと思い購入しました。味見用にバラ売りのものも数本求めました。コクのある素晴らしい葉巻です......これは数量限定で、かつ、アジア地区限定販売ですから、数年後にオークションに出せば......などと不純なことを考えています(爆笑)

Davidoff Millennium Collection

Davidoffが一番最初にオリジナル銘柄の葉巻を製造した時、その最初の出荷本数が50,000本だったとか。また、その時に作ったのは、Double Corona、Churchill、Corona
の3種類ということ。そして、今回その3種類を極めて伝統的な(というか、作るのが最も大変な)Perfectoとし、
Millennium I Perfecto Double Corona 4本
Millennium II Perfecto Churchill 8本
Millennium III Perfecto Corona 8本

davidoff millennium collection

の1箱当たり20本、合計2,500箱作ったそうです。
また、初期の葉巻をまとめているリボンの色は(現行の黄色でなく)白だったということでリボンの色も白にしたそうです。全ての箱には番号が打たれており、2,500箱のうち日本には95箱が入荷されました。あるBBSに参加されているドイツ在住の方によるとドイツ国内の直営店でも見たことないということで「既に売り切れてコレクターアイテムになっていると予測されます」とのことでした。
肝心の味の方はと言うと、これが摩訶不思議、Cuban Davidoffを髣髴とさせる濃くのある味わいなのです。火付き、吸引も極めて滑らかで、灰も文句なく美しいです。心なしか通常のDavidoff葉巻よりも灰色が強いようで、カルシウム含有量の高い畑で栽培された煙草を使っているように推察されます。
日本国内価格は55,000円......果たして高いか安いか??文句なしにこれは安い!!
(00/01/16)
      
松本留五郎の父へ捧ぐ、
    
留五郎「ご隠居、ミレニアムって知ってるかい?」
ご隠居「今時、ミレニアムも知らなくてどうすんだよ、えぇ??」
......長くなります故に中略......
留五郎「そうかぁ、そいつは凄ぇや!で、その荼毘とか溝とかの葉巻、えぇっと......」
ご隠居「そうじゃぁない、ダビドフのペルフェクトだろうがぁ」
留五郎「そうそうそう、そのペフェルクトってぇのはどうだったんだよ、そら、言ってみろ」
ご隠居「言ってみろぢゃぁないだろう......」
......度々申し訳ありませんが略......
留五郎「それで、ご隠居様にお尋ね申し上げますが、ペルフェクトはどんなお味でござんしたか?」
ご隠居「そうだねぇ、ミレニアムペルフェクトと言うだけあってエバラ焼肉のタレよりも完璧だったね」
留五郎「?!?!?!」
御後が宜しいようで......

Millennium Cigar Jar

昨年来、何でもミレニアムと付ければ良いってもんじゃないでしょ!と言いたくなる位に「ミレニアムもの」が登場した。中には「こんなもの」までと思わず口に出したくなるようなものまでである。
ところで、21世紀というのは2001年から始まるというのが「定説」であるが、英国では西暦2000年を持って21世紀とする、ということらしく、彼の国は新世紀に突入しているらしい......
そんな彼の国では偉大なるディストリビュータのご威光か、彼の国専用にいくつかの企画商品が作られており、例えば先に紹介したMillennium Havana Cigar Selection Humidorもそうであるが、それと前後してこんなものまで作って販売していたのである。そして、その「こんなもの」呼ばわりしたもののひとつがこのMillennium Cigar Jarである。 

外箱とジャーのラベルにはGeorge Burns、Lord Byron、Groucho Marx、Mark Twain、Rudyard Kipling、Evelyn Wauch、そして、Winston Churchillという欧米の著名な葉巻愛好家の肖像が描かれている。まず、これに心惹かれた。そして、肝心の中味の方はMontecristo Petit Tubos、Romeo y Julieta #2、H. Upmann Coronas Major、そして、Santa Damiana Tublaresのいずれもチューブ入りの4種類である。
お気づきの通り、Santa Damianaとはキューバ産には無い銘柄である。これはドミニカ産の葉巻で、英国では存外ポピュラーな銘柄のようである。実に素晴らしいことである。21世紀を迎えた英国では既にキューバとドミニカがデタント状態なのである。それとも大英帝国は客観的な世界情勢とは関係なく、相変わらず全く独自の世界観で物事を判断しているということか......(05/19/00)

Millennium Havana Cigar Selection Humidor

葉巻輸入業のHunter & Frankauのオリジナルパッケージ製品と思われます。英国内限定販売のようですが、その気になれば入手可能のようです。中身は、
Hoyo de Monterrey Churchills 5本
Bolivar Lonsdales 5本
Romeo y Julieta Coronas 5本
Montecristo No. 4 5本
Punch Tres Petit Corona 5本

millennium havana cigar selection humidor2.GIF (21891 バイト)

チューブ型加湿器(ほぼ中央部にセットされた黒い容器)
と、なかなか心憎い構成となっており、葉巻それぞれの説明が印刷された紙が中蓋代わりに納められています。
年末年始の贈答品に最適かと思いました。      (00/01/11)

The Millennium Reserve Jar - Cohiba, Cuaba, Montecristo

西暦2000年記念の、COHIBA、CUABA、MONTECRISTOそれぞれから陶製壷入りの葉巻が20,000個限定で発売になりました。それぞれ、PIRAMIDE、DISTINGUIDOS、ROBUSTOSと別々の規格の葉巻で、これら全てまとめてGETです。発売されることを知ったのが3月頃、実際に入手できたのが7月と時間がかかりましたが、希少性が高いので自分でも良く入手できたと思っています。(写真・左よりMontecristo、Cohiba、Cuaba) 2000 jars2.JPG (17699 バイト)
<試喫結果>
さて、「保存状態を確認する」という大義名分により直ちに封を切って試したところ、前評判が高い(実勢価格も高い)Cohibaが最悪、Cuabaはなかなか、そして、最後まで味わい深く美しく燃え、かつチャーミングな灰を残してくれたのはMontecristoであったことをご報告致します(笑)
<追記>
Millenium Jarの葉巻を取り出し、保管箱に移しました。当然、空になったJarが残りました。それを見た美人妻が飾りたいから欲しいと言い出しました。せがまれるままに、封印などを綺麗に剥がして彼女に引き渡しました。そして、数日後、私は彼女の領域であるキッチンの片隅に並べ置かれたJarを見出しました。キッチンの棚に飾られたCuabaにはコーヒー・フィルタが、Cohibaには海苔が、そして、Montecristoにはそうめんがささっていま

millenium jars after smoking.JPG (14651 バイト)

す(笑)スペインで作られキューバとキプロスを経て日本に渡ったジャーがそのように使われるとは、何と数奇な運命でありましょうか(笑)        (00/01/11)

Partagas 150th Signature Series

1995年、Partagas150周年記念としてSignature Seriesという葉巻が発売されました。大きさは2種類、Aと呼ばれるものが6 3/4×43、もうひとつのAAは7 1/2×49です。18年もの歳月をかけてじっくり熟成されたカメルーンのラッパーを使ったこの葉巻にはRamon Cifuentes Toriello翁の署名が添えられています。この葉巻はPartagasというよりもRamon Cifuentes Toriello翁が全身全霊を傾けた渾身の力作だと思います。(Ramon Cifuentes Toriello翁については葉巻な話:キューバ編をご覧下さい。)('00/04/30)

partagas 150th signature AA

Partagas Salamones

ある日、某所から1本の電話が......
「お客さん、ここだけの話だけどさぁ、Partagas Salamonesが出るんですよ。まぁ、何て言うか、クリスティーズ辺りじゃ4年前のブツが50本まとめて100万は付いてるんだけど、バラで1本XXX円でどうかなぁ......」
そうなのです。確かに1996年に50本入りヒュミドールが100箱のみ製造されたという話を思い出しました。
「買ったぁ!20本!否30本だ!で、何時手に入る?!」
「慌てない慌てない、30本だね。また、連絡するよ.....(ガチャ)」
そして、待つこと約2ヶ月の後やっと10本手に入れたのであります。
「お客さん、サラモネス入ったよ......悪いんだけどさぁ、ワケアリでさぁ、今回は10本なんだけど構わないよね?」
「わ、わかった。」

「それとさぁ、もう一つ悪いんだけどさぁ、ちっとばっかし高くなっちまったんだけど......」
「い、いくらだ?」
「XXX円なんだけど......構わないよね。」
「わ、わかった......仕方ないだろう。」手元に届いた得体の知れない箱を開けると、長さ6 3/4インチ、リングゲージ52、艶やかなペルフェクトの容姿を披露してくれました。

Punch Diadema

PUNCHについては前述しましたが、非常に名実共に評価の高いキューバの銘柄です!(ここで多くは語りますまい(笑))さて、PUNCHは現在もDiademaを製造していますが、このDiademaとは形状が異なっています。こちらのは長さ240mm、両端がすぼまった形状の葉巻で、随分長い間製造されていなかったそうです。この葉巻をCigars of Cubaが交渉の末、1998年に復刻。しかし、製造されたのは、なっなんと65本のみ。一本一本が専用の箱に入れられています。

形状といい長さといい数といい包装といい、生まれながらの幻の葉巻とはこういうもののことを言うのかなと思いました。

Romeo Y Julieta 125th Anniversary Special Edition

明治8年、田中久重翁は後の東芝になる田中製作所を新橋に創設、電信機の製造に着手した。同じ頃、Inocencio AlvarezとMannin Garciaの二人はシェークスピアの戯曲に因みRomeo Y Julietaの銘柄を生んだ。そして、その類稀なる品質に1885年から1900年までの4年間、万国博覧会で連続金賞の栄誉に輝いた。

romeo y julieta 125th.JPG (14013 バイト)

明治8年は西暦1875年であり、今年2000年は東芝とRomeo Y Julietaの創立125周年にあたる。そして、ドミニカのRomeo Y Julietaはそれを記念して125th Anniversary Special Editionを発売した。説明によると主席葉巻ブレンダー、Benjamin Menendezの極めて特別な配合による限定生産のためにサイズは7 1/2"×50の1種類のみ。そして、限定版ヒュミドールと呼ぶに相応しいラッカー仕上げの化粧箱を特製の真っ赤な布袋で包み、ひとつひとつ丁寧に紙ケースに収められている。(写真は外箱)('00/04/30)

Trinidad Robustos

友人と野村たばこ店で待ち合わせ。ご主人に勧められてウォークイン・ヒュミドールへ。と、棚の下のあたりにTrinidadの印のついた見たことのない箱が無造作に置かれているのを発見!えっ?これは新製品か?!早速手にとって蓋を開けるとセロファンに包まれたロブストが並んでいるではないか。印は明らかにTrinidadに間違いない。で、箱の裏を見るとHabanos s.a.の代わりにREPUBLICA DOMINICANAの文字が並んでいた。あぁ、そうか、これが商標権でもめているTrinidadなんだ、ということに納得。FUENTESが他か

ら頼まれて製造したものであるが、商標権についてのイザコザで製造が中止されたものである。恐らく1997年から1998年にかけて作られたものだと推定(キワモノっぽい感じもするが、一応、入手困難ということでこちらのコーナーへ)

Trinidad Robustos "A"

"The Trinidad A was made specifically for a special dinner earlier on this year in Havana, I believe to conincide with their millennium celebrations......
This cigar  Iunderstand is, 7 1/2", 50 ring gauge with the distinctive Trinidad cigar band.  I have been informed that the tobacco used in this cigar has been aged for 3 years and the wrappers are oily and colorado maduro."
てなわけで、鳴り物入りの紹介にノセられて、こちらも注文!長さは市販されているTrinidad Fundadorosと同じ、巻かれているバンドも同じですが、太さは倍に見えます。ところが味は倍以上旨いと思いました.....が、しっかし、これよりも旨い葉巻は他にも沢山ある!ということで私にとっては「市販されていない」ということだけが取り得の葉巻でした(笑)

trinidad robustos a 1.JPG (18916 バイト)

Vegas Robaina Familiar - ロバイナ翁署名入り

1999年9月にJose Marti(formerly H. Upmann)で製造されたコロナ・サイズのヴェガス・ロバイナであります。普通であればこれは<キューバ産>に分類すべき葉巻なのです。んがぁ、しかし、これはそんじょそこらのヴェガス・ロバイナとは訳が違う!というのも我等がキューバ特派員某氏の尽力により
ドン・アレハンドロ・ロバイナ(Don Alejandro Robaina)翁の署名が記されているのであります!

vegas robaina familier with signature.JPG (25181 バイト)

そうです、ヴェガス・ロバイナの箱に描かれている人物その人であります、極めてマニアックではありますが......ロバイナ翁はバチスタ政権時代、キューバ革命、ミサイル危機、経済制裁など激動の時代を今日まで煙草農作一筋に生き抜いてこられた現代キューバを代表する「顔」の一人です。御年84歳の翁は、「以前より減らしたのだが」との前置きの後、今でも一日に4−5本位の葉巻を煙と灰に変えておられるとのこと。気のせいか、翁よりも年下のカストロ議長よりも元気で楽しく過ごされておられる様子......というのは穿ちすぎ?BUENA VISTA SOCIAL CLUBといい、ロバイナ翁といい、キューバは熟年パワー全開というか、凄い国かも知れないです。('00/03/16)