お試し済の葉巻たち:キューバ産

私の好きな葉巻を、敢えて自分の感じたままに書いてみました。しかし、人の書いたものを読むよりも「百聞は一喫にしかず」自分で試して自分の感じるままに好みのものを選ぶことこそ葉巻の楽しみのはず。ここに書いてあることはあくまでも私の主観です。
文章中に「豊か」という表現が繰り返し出てきます。他に表現する語彙が見つけられない私の表現力不足ということで悪しからずご了承ください。

掲載数が増えたため<キューバ産>非キューバ産限定・稀少><年代物のそれぞれのページに大別しています。

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Bolivar Royal Coronas

Cigar Aficionadoの評価を評価年度と点数として表記しています。
1992年93点    1994年95点    1995年90点    1998年90点
1901年創業、(ちょっと不気味な)ラベルの肖像画の主、ベネズエラの革命家Simon Bolivar (1783-1830),の名前に因んで銘柄となりました。彼はベネズエラのみならず、ペルーやボリビア、そして、コロンビアの政変にも関与したということのようです。

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さて、これは香辛料系というかスパイス系の、しっかりとした風味の葉巻です。意外なことに「煙が少ない1ミリグラム」(笑)というのは冗談ですが、あまり煙の香りが残らないように思います。大きさはROBUSTO、吸い終わり頃にノドの奥にニコチンの塊が残る感じで病み付きになるかも!です。これ、お薦めの1本。

Cohiba Cigarrillos Negros

我等がキューバ特派員ことBIB氏が3月の帰国から1ヶ月余りを経て次の密命を受け、急遽香港へ......わずか20時間足らずの滞在であるにもかかわらず持ち帰ってくれたのが、このCOHIBA CIGARRILLOS NEGROS、コヒーバ銘柄の紙巻タバコである。
紙巻タバコと言っても、さすがにコヒーバ、その香りや味わいはシグロIを彷彿とさせて有り余る(笑)紙質や印刷の精度や品質の高さからキューバ国外のライセンス生産ということを伺わせる。

Cohiba Esplendidos

まず、何と言っても文句なしでこれ。この葉巻との邂逅が私を葉巻の虜にしてしまいました。エピソードは改めて紹介しますが、元々はカストロ大統領専用の銘柄として珍重されていたそうです。通称CHURCHILL、正式にはJULIETA2(178mm×18.65mm)と呼ばれる規格の大きさです。風味豊かでコクがありますが、口当たりは非常にまろやかで、上等の酒にも通じるものがあるかも知れません。そして不名誉なことに最も贋作の多い葉巻です。

cohiba esplendidos2

Cohiba Lanceros

 

Cohiba Lancerosは、かつてカストロ首相に愛され、規格は製造工場の名前に因みLagito #1と呼ばれ、長い間キューバ政府御用達であり、また、キューバ産Davidoff #1と配合が同じなのではないか、などなど話だけでも充分楽しませてくれる葉巻である。
点火直後、なぜか、資生堂のヘアリキッドの色を思い出した。名前は定かでないが、確か「琥珀色の香り」というキャッチ・フレーズが付いていたように思う。そして、この点はキューバ産Davidoff #1も同じ印象だったように思える。
また、確かに花の香りがしなくもない。ただし、生花ではなく、輸入品のポプリのような感じである。時間の経過と共に徐々に強まるようだ。

細巻きであるから、もっと、ドーンと来るかと思ったが、中盤を過ぎ風味が増すことはあっても最後まで嫌な苦味や辛味が強くなることはなかった。うん、うん、これは評判だけのことはある、と思った。(05/21/00)

Flor de Rafael Gonzalez

1994年91点 この銘柄は経緯がいろいろとややこしそうで......とにかく英国市場

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向けに創設され、軽めの味わいの葉巻で構成されているということだけ覚えておきましょうか(笑)別の処で紹介しておりますが、蓋にナゾの手書き伝言が残されています......えぇーっと、資料によれば「古典的」とか「伝統的」な香りや味わいというような表現が目に入りますが、残念ながら何が「古典的な香り」で「伝統的な味わい」なのかがさっぱり分かりません(笑)ということは、つまり、この葉巻を「古典的な香り」で「伝統的な味わい」の基準にしなさい、ということかしらん??

Hoyo De Monterrey Churchills

1993年93点
「モントレー渓谷」は創業1867年と言いますからROMEO Y JULIETAより更に古い銘柄ですね。これは名前の通りの大きさの少し可哀想な葉巻です。なぜ、可哀想かと言うと、出来不出来を兄(姉)と比較される弟(妹)のように、Double Coronaを引き合いに出されるか、あるいは近所の同級生と比較されるようにCOHIBAやROMEO Y JULIETAと比べられるからです......実にお気の毒......さて、肝心の味の方は「Double Coronaのように」甘めで軽快な葉巻です(おいおい、結局は比べられてる!!)

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Hoyo De Monterrey Double Coronas

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(通称DOUBLE CORONAS、正式規格名称PROMINENTE、194mm×19.45mm)は毎年決まって高い評価を受ける葉巻です。これはESPLENDIDOSよりも太く長いのですが、見かけによらず柔らかく豊かで、見かけのイメージと実際の味の差に驚きました。
別のところにも紹介しましたが、25本入りと50本入りのキャビネットと呼ばれるもの2種類がありますが、なぜか、キャビネットの方が格段に
旨いと感じます。しかし、50本だと180,000円という値段になりますし、箱も大きいのでキャビネットを購入するにはかなりの勇気が必要かも知れません。

La Gloria Cubana Medaille d'or #2

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1996年90点
ここも古い1885年創業、日本人には命名できない(笑)名前がスゴイ!「輝けるキューバ」。しっかし、名前負けではないことに驚きです。大きさはDALIA、ほのかに甘いような印象の葉巻です。親父の持っている葉巻の方がモノが良かったんで......と友人が彼の父上の保管箱から失敬!して来てくれたのが最初だったのですが......昔から一盗二ナントカと申しますが、ドキドキしながらの一服はなかなかの味わいを運んでくれました(笑)キューバの栄光永遠なれ!!

Montecristo #2

他の銘柄と比べて遅めの1935年に創設されたにもかかわらず、英国DUNHILL社の強力な後押しにより世界で最も有名、かつ最高級キューバ産葉巻銘柄となりました、COHIBAが発売される前までは(笑)そして、全世界の葉巻愛好家がこぞって絶賛する
TORPEDOの代表!ということらしいです。需要が供給を上回っている銘柄のひとつで、まず、店頭に並んでいるのを見たことがありません。また、オンライン・サイトでも「在庫切れ」の表示ばかりです。しかぁし、もちろん、私は持っています。それも封切り前を2箱も持っています(自慢!)さて、味の方ですが「土の香り」と表現する人が多いようです。

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ところが、1995年にCigar Aficionadoの評価で95点と高い点数が付けられたのですが、1997年に92点、1998年に90点と確実に下がっています(笑)そのせいか、私にとっては「ドロ臭ぁいぃ」という感じです(苦笑)創業間もないVEGAS ROBAINAのUNICOSと比べるとDUNHILLと同様に「暗い所でしか輝かないクラブの年増姉さん」って感じでしょうか......#2愛好家のみなさん、本当にごめんなさい......
しかし、私の愛用ライターはDUNHILLのミニ・ユニークです(キッパリ)!

Montecristo #5

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同じくMONTECRISTOの#5はPERLA(102mm×15.87mm)という規格で非常に小ぶりの葉巻です。妻は最初に見た時、リングの色や大きさからチョコレートと勘違いし「私にも1個頂戴!」と言ったことがありました。確かにチョコレートで作られたお菓子とに似ていなくもありません。そのせいか、味も少し甘苦いようにも思います。デザート代わりにエスプレッソと、また、寝酒と一緒にちょっと一服、程好い大きさです。

Montecristo "A"

MONTECRISTO "A"は小売用の葉巻の中で最も長いGRAN CORONA(235mm×18.65mm)という規格です。土臭いスパイス系(?)というのか、言葉で表現しようのない一種独特の風味です。かつ、長さがあって強力ですから体調を万全に整えて「挑戦」する覚悟で望まないと喫い終える前に力尽きて倒れてしまうかも知れません。とにかく長い葉巻なので「真剣に取り組んでいる」姿を知らない人が見ると滑稽かも知れません。

montecristo a

Montecristo Especial

Cohiba Coronas Especialに代表されるLaguito #1と呼ばれる規格の細くて長い葉巻です。この葉巻も<限定・稀少・年代物>に入れるかどうか迷いました。なぜなら、古い順に1978年、1990年、1995年のものがあるからです。非常に美しく巻かれているのですが、その反面、非常に吸い難いという印象もあります。ヘッドはピッグ・テイルと呼ばれる特徴のある処理が施されています。つまり、キャップを被せた仕上げではなく巻き終わりを捻ってカットしているために文字通り豚の尻尾のように見えるのです。 ('00.03.05)

montecristo especial

Partagas 8-9-8 Varnished

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partagas 8-9-8 cigars.JPG (16501 バイト) 1999年91点
これまた古い銘柄、1827年創業で1845年から現在の銘柄に変わったということで、170年以上も前から葉巻を生産しているようです。この葉巻について「キューバ産シャネル#5」との表現を何処かで見たように思いますが、まさに言いえて妙!香りが強く好きか嫌いかは各人の好みの別れどころ。箱のデザイ巻ンや葉の見か
けに寄らず濃厚な味わいにビックリ!努々油断目サルナ!!8-9-8というのは箱の規格で文字通り上から順番に8本9本8本の合計25本入りです。

Partagas Lusitanias

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これは妻が旅行土産に買ってきてくれたものです。彼女はこの他にTrinidad Fandadores、Romeo Y Julieta Churchills、Montecristo Tubos #1(何とこれが1990年製造のもの!)を持ち帰ってくれました。その選択眼にあっと驚きました......いやぁ、別にノロケという訳ではないのですが(笑)現在のイベリア半島のポルトガルは、以前は古代ローマ領でルシタニアと呼ばれていたようで、英和辞典ではルシタニア、そして、スペイン語の辞書にはLusitanoとしてルシタニア人、あるいはポルトガル人という訳語が出ています。

これは凄いネーミングだと思います。ネーミングだけでなく味も凄く旨いと思います。Hoyo De MonterryDouble Coronasよりも強く感じることが多いように思います。そして、Lusitaniasも25本入りよりも50本入りのキャビネットの方が旨く感じます。調合も製法も同じはずですが、大きな箱に沢山入っている方が熟成に良いというようなことでしょうか。('00.03.05)

Partagas Serie D #4

PARTAGASのSerie D #4はROBUSTOS(124mm×19.84mm)という規格で太いのですが短めの葉巻です。友人と食事に行った折り、赤いリングが印象的な葉巻を友人が私に勧めてくれました。食事の後に試したのですが、これが非常に素晴らしく、きっちり最後まで喫い切りたくなる香り豊かな葉巻でした。以来、これもお気に入りの1本となりました。

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Punch Punch Punch

1997年87点
PUNCHもまた数多く現れては消えた銘柄の中でも最古に近い銘柄のひとつ、創業1840年です。ラベルの絵柄は当時そのままの葉巻工場なのでしょう。そして、幻の葉巻、DIADEMAもここの手によるものです。さて、しっかし、この葉巻は名前を呼んだだけでクラクラ、多少スパイシーで甘口、喫って見てマイッタ!Cigar Aficionadoの評価が納得できなぁい、と言うか、米国人との味覚の相違を感じると言うべきか......私は好きです、この葉巻。

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Ramon Allones 8-9-8 Varnished

ramon allones 898.JPG (15718 バイト) "We have just received a small shipment of RAMON ALLONES 8-9-8 YES 8-9-8 which are out of this world, these cigars they stop making about 7 to 8years ago, but we have just had the first shipment of them."つぅーことで、早速注文。別の処で説明した通り、8−9−8という規格はRamon Allonesによって考案されており、言わば「元祖8−9−8」ということか。箱の裏のスタンプは最新のコードらしく、1999年製造らしいことは判明したものの、それ以上は解読不能。
Habanos s.a.の責任者が変わったということで、生産再開されたということかしらん......喫ってビックリ!このロンズデール(規格名称はDALIA)は、うっ旨い!!

Ramon Allones Gigantes

Cigar Aficionadoでの評価点94ポイント、Hoyo de Monterry Double Coronasと同じく高得点!サイズも同じ、ということで、これは試さないわけにはいかないと、探しに探してやっと英国の小売店で発見しました。ところが、後日、某所の某バーにこの葉巻が置かれているのを発見しました。「値段はまだ決まっていません」ということでした。ということは近々、日本でも入手可能になるということなのかしらん......などと考えつつ点火したところ、Ramon Allones Gigantesは「名物に旨いものなし!」残念ながら期待以下でした。残念ながら私の持っているものについては「どんなものか分かったので、取り合えず良しとするか!」と強がりを言いたくなる位に柔らかくて単調でした。トホホです(笑) ramon allones coronas gigantes.JPG (12447 バイト)

Ramon Allones Specially Selected

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創業1837年というRAMON ALONESも非常に古い銘柄のひとつです。箱に色刷りのラベルを貼ったり、8-9-8の規格を作ったりと、なかなかの商売人というかマーケティングの上手い銘柄だったようです。
そして、その中でもこのSPECIALLY SELECTEDはBOLIVAR ROYAL CORONASやPARTAGAS SERIE "D" #4と勝るとも劣らないROBUSTOサイズの葉巻です。
CIGAR AFICIONADOでは1994年に90点、1998年に93点、そして、1999年にも93点を与えています。点数に関係なく、掛け値ナシでスバラシ!しかぁし、これも本当に見つからなぁいのです。そして、努力の甲斐あってか(笑)発見することができました。

Romeo Y Julieta Churchills

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1993年93点    1995年92点
創業1875年らしいですから120年以上前から葉巻を作っている銘柄です。
銘柄はWilliam Shakespeareの戯曲に因み、そして、この葉巻は英国首相ご愛用ということでその本人の名前で呼ばれることになり、以降、その名前はこの葉巻と同じ規格の通称として定着したようです。ハバナ葉巻の代表的な葉巻であり、品質も安定しているということで、お約束の1本、取り敢えず一度は試す、というところでしょうか。

San Luis Rey Petit Coronas

銘柄の由来として有名な煙草生産地の地区名説、あるいは1927年当時に流行した米国人作家Thornton Wilderの小説「サン・ルイ・レイの橋」説などありますが、創業は1938年の創業であることだけは確かのようです。
さて、この葉巻は名前の通り小型の部類に属する大きさです。これもなかなか見かけない葉巻だと思います......というより、存在を知られていないだけ?(笑)いえいえ、そんなことはないと思います。
やはり、オンライン・サイトでも探すのが難しい葉巻のひとつです。私は1994年と1995年に製造されたものを持っていますが、なかなかの味だと思います。

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Trinidad Fundadores Cabinet

trinidad fandadores cabinet

1969年よりCOHIBAに替わってキューバ政府専用銘柄として誕生しました。そして、1998年2月より一般にも市販されるようになりました。とにかく1998年には大変に貴重品扱いされていました。また、1999年製造のものは最初の年のものより品質が落ちたなどと言う人もいるようですが、とにかく話題の銘柄でした。
しかし、現在はその気になれば入手可能です。この銘柄は

Fundadoresと呼ばれる細めの葉巻のみです。普通に見かけるのは24本入り(写真右)ですが、これには50本入りのキャビネットが存在しています。そして、このキャビネットがなかなか見つからないのです......フフフフフッ、私が持っているのは1998年5月製造の50本入りキャビネットなのデアァル(笑)

trinidad fandadores

Vegas Robaina Unicos

1998年89点
キューバで高名な煙草農園のDon Alejandro Robainaの名前を由来とし、1997年春ににスペインで紹介された非常に新しい銘柄です。ちなみにDon Alejandro Robainaは今年88歳現役、煙草栽培についての生き字引(死語)的な存在だそうです。この葉巻はMONTECRISTO #2に代表されるTORPEDOです。しかし、この際

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ですから、ハッキリ言いましょう。誰が何と言おうが私はこの葉巻の方が#2よりも旨いと思います。私は納豆も好きですし、どんな種類のチーズも喜んで食べることができます。その上で、#2が「泥の匂い」だとすると、こちらは「古びた木の香り」だと思います......というのは言い過ぎ(笑)