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    [27] 27. Culebraは不味い?-

    ■親トピック / 記事引用

    □投稿者/ T&M
    □投稿日/ 2000/10/16(Mon) 19:31:37
    □URL/ http://www.cgarsltd.co.uk/

      質問:
      Culebraについて教えて下さい。私はCulebraが不味い/旨い/平凡と全く相反するレポートや、あるいは3本全部いっぺんに吸うと言う馬鹿げたように思える話を聞きます。Cigar Advisor殿、あなたの見解は?

      回答:
      Culebraはスペイン語で蛇という意味です。3本の葉巻が螺旋状にきつく撚り合わせられた形をしています。この形状は19世紀頃フィリピンに現われました。ですから現在もフィリピンの主要葉巻メーカーのほとんどが現在もCulebrasを作っているのでしょう。これは「太い葉巻程良く熟成する」という理論に基づいて作られました。Culebrasは細い葉巻でも太い葉巻並に熟成するようデザインされたのです。

      Culebrasはフィリピンの葉巻業界では葉巻のサイズとしてではなく梱包形態として考えられています。 ですから、Perelman’s Pocket Cyclopedia of Cigars にはフィリピンの葉巻メーカーから一つとしてCulebrasの登録がなかったのでしょう。

      この梱包形態は他の国々にも徐々に広がっていきました。キューバ人達はこの理論を信じることなく、僅かにしかCulebraは作られませんでした。つまり、キューバ人達はそれを実用的なものよりはむしろ「まやかし」として扱ったのです。彼等は真剣に扱うことはせず、かつ、革命後のものは全て機械製となりました。Caney、H. Upmann、Hoyo、RomeoとPartagasの工場だけがそれを製造しました。ところが、現在では、いずれも大変な貴重品となっています。現在、極く限定に作っている唯一の工場は旧Partagasです。

      単なる機械製の葉巻ですから特別な味が期待出来るものではありません。もともと特別な味がするようにはデザインされていないのです。

      Culebrasは一本ずつ吸うべきです。しかし、大きな口の持ち主で、その大きな口で3本いっぺんに振り回すのが楽しいと言うのであれば3本いっぺんに吸っても良いのでは……「楽しむ」ために作られたはまきですから。今やこのような吸い方も「馬鹿げた」吸い方でないと正式に宣言出来ます。半公式のキューバの書籍、Jose Ilario著『Epicure Guide to the Habano』(Epicur Pubicaciones S.L. 1999年出版)によれば、「撚り合わさっていることを心配しないで下さい、いかに吸い込みが楽で良く燃えるか驚くことでしょう。大胆な人は3本いっぺんに吸っても良いでしょう。」とうことです。

      それと興味深いのは、近年流布され非常に良く普及しているこんな「物語」です...
      その昔、葉巻職人は自分で吸うためには一日に3本の細い葉巻しか与えられませんでした。巻いた葉巻が盗まれることを防止するため、一日一人につきculebra一本が与えられたのです。Culebraはねじれているため巻いた葉巻を盗んだ場合にはすぐに見分けが付くと言うわけです。この物語の創作者は葉巻職人が自分の巻く葉巻はどんな形にも自在に巻けるという事を忘れていた様です。この物語はアメリカの90年代の葉巻ブームの最中に「似非インテリ」が「発見」した多くの物語の一つです。

      写真左から
      最近のフィリピンのCulebras :彼等は未だに小さいサイズの葉巻を撚り合わせることで、より良く熟成させることが出来ると信じているようです。キューバのものよりよりきつく撚られています。
      Romeo Culebras:オリジナルの銀紙に包まれています。
      Romeo Culebras:銀紙から取り出したところ。
      Partagas Culebras:オリジナルの銀紙に包まれています。
      Partagas Culebras:銀紙から取り出したところ。
      Partagas Culebras :たった一本からなる真直ぐなCulaebra?キューバのCulebrasは一箱25本入りです。Culebras8個と真直ぐなものが一本入っています。
      Partagas Culebras :撚り合わされていたものを解いたもの。



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