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    [23] 23. ジャーの加湿装置-

    ■親トピック / 記事引用

    □投稿者/ T&M
    □投稿日/ 2000/10/11(Wed) 22:29:00
    □URL/ http://www.cgarsltd.co.uk/

      質問:
      密閉式のガラスジャーで葉巻きを熟成させる場合、加湿装置は必要でしょうか?

      回答:
      密閉式のガラスジャーでの葉巻き熟成の経験は60年代以前に生産され人気のあった”office glass jar”に由来するものです。

      これらのジャーの蓋には大抵「自然乾燥*葉巻」、そして「葉巻を取り出したのちは直ちに蓋を閉めて下さい。そうすればハバナで吸うのと同じ風味を味わえます。」との記述があります。

      *訳注 
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      *を付した「乾燥」の原語はseasonである。
      一般的には材木等を使用に適するような状態にする行為を指す。材木の場合は貯木場で保管することを指す。さらに一般的には生木の状態からは乾燥させる行為となるので一般的には乾燥と訳す。
      この文章の場合葉巻の保管に湿度が重要なポイントとなり乾燥と訳すと一見脈絡が合わなくなる嫌いもあるが、実際の葉巻生産現場では葉巻きが巻かれた後箱詰め前に湿度にして12%から16%程度自然乾燥させるようで、ここでいうSeasoned とはそのような過程を指していると思われるので敢えて「乾燥」という日本語をあてた。本来の意味は「適切な状態に調整した」ということである。
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      また、ジャー本体には「自然乾燥*葉巻」、そして「タバコは製造前に十分に乾燥してあります。この中の葉巻はハバナで吸うのと同様柔らかさと新鮮さを保ちます。変化する外気から葉巻を守るのと同様に乾燥により香りが逃げてしまうことを防ぐことがこのJarの重要な特徴です。」と書いてあるラベルが貼ってあります。

      従って、このようなジャーに詰められた葉巻が数十年の後に偉大なワインのようなブーケを持つようになることは故意に因らずとも可能なのです。また、中心の葉巻に巻かれたティッシュペーパー(葉巻きを引き出し易くするためのもの)の黄ばみが少ないこと、つまり、葉巻が手に触れられる回数が少なければ少ない程、葉巻は素晴らしく熟成するようです。 

      そして、これら一連の事実は、ジャーには加湿装置は必要ない、という答えを導き出しています。何故なら、これらのジャーには加湿装置は付いていなかったからです。

      最近の陶製のMilleniumジャーの蓋の裏には加湿器がついていました。これを見た多くの人は、保湿液を含ませるべきだ、との衝動に駆られたようです。長期的な効果については未だ不確かですが、多くの葉巻が湿度過多によりヘッド付近に生じたカビのため取りかえしのつかないダメージを受けています。



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