葉巻切り |
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手作り葉巻はリングが貼られている側に近い方が丸く閉じられています。また、葉巻の形状によって両端とも閉じられていることがあります。
閉じたままでは葉巻を喫うことができませんから、切り落とすなどして穴を開けなければなりません。 |
切り方によって味わいが変わることがあります。切断面が大きければ軽くまろやかに、小さければ重く濃厚な感じになります。
そして、手作り葉巻の端を切るために様々な種類の小道具が考案され販売されています。DUNHILLやST.
DUPONT等の喫煙具の老舗のみならず、高級刃物のELOIやCARTIERやTIFFANYのような宝飾品の有名銘柄、そして、LOUIS
VUITTONやHERMES等でも葉巻切りが作られています。
(写真左からフラット・カット、、”V”(ウェッジ)カット、パンチ・カット) |
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| 1)CUTTER=カッター |
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高級栓抜きのようにも見えますが、実は吉田茂元首相の愛用品に代表される葉巻切りです。映画等での刷り込みのせいか、葉巻を喫う以前から私の中で葉巻切りと言えばこの型という先入観すらあった小道具です。これで切ると切断面が平らになるため「フラット・カット」と呼ばれています。 |
| そして、和室の座卓の上はBACARAT製の大ぶりのクリスタルの灰皿とこのELOI製カッターで決まり!という印象を持っております。 |
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| 2)"V" CLIPPER=V字クリッパー |
1)と同様の形状ですが、重役用(?)缶切り、英語の名称からは爪切りを思い起こされます。ズバリ切り口がV字型に切り抜かれるためにこの名称があるのでしょうか。
確か欧米ではこの切り方をWEDGE CUT、あるいはCATS EYEとか呼んでいたように思います。まず、刃の切れ味が良くなければいけませんし、使いこなすには技術を要する小道具のひとつです。 |
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| 3)GUILLOTINE=ギロチン |
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仏蘭西革命当時の発明品からズバリの名称が付いた葉巻の端をスパッと切り落とすための小道具です。これもフラット・カットになります。値段が安く種類も多く、そして、比較的簡単に切り落とすことが可能で、オマケ的に使われることも多いものです。価格が安いということもあるのか「初心者にお奨めのシガー・カッター」であり、「初心者はフラット・カット」と言う人が多いようですが、私は勧めません。私の切り方が下手だけなのかも知れませんが、葉巻を咥えた時に切屑が舌の上に残ってしまうのです。 |
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そして、そのペッペッペが実に葉巻に似合わない行為のように思えて、せっかくの葉巻を楽しむ気持ちが雲散してしまうのです。(左の)写真のものは普段鞄の中に入れているLOUIS
VUITTON製のものですが、「ペッペッペ恐怖症」のために殆ど使う機会がありません。まぁ、持っているという安心感というか、単なる自己満足ですね(笑) |
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| 4)CIGAR SCISSORS=シガー・シザーズ |
| 鋏型の葉巻切りで切り口はフラット・カットになります。格式の高いレストランでの食事の後や老舗のバーで葉巻を頼むとソムリエが葉巻箱を運んできてくれますが、その箱の中に潜んでいることが多いようです。綺麗に切るには慣れと技術を要するため、ペッペッペ度はギロチンよりも上かも知れません。 |
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| しかし、大抵の場合には箱を運んできたソムリエが切り落としてくれますから「安心」と思ったら大間違いで、やはりペッペッペは不可欠のようです。弟子の一休が「ダンヒル鋏」と呼ぶところの写真のDUNHILL製のものは頭の大きさに対する指を入れる部分の大きな開き具合といい、全体の滑らかな曲線の造形といい、葉巻しか切れません!と宣言して憚らないゴージャスな造りであるために雰囲気作りには欠かせない小道具のひとつであると思います。 |
| というのが今までの感想。ところがどっこい、DAVIDOFF侮り難し。鬼の目にも涙々の定価75,000円。そして、鬼の角をも切り落としペッペッペとも無縁の切れ味の良さ。こりゃぁスゴイ!やはり、刃物は切れ味の良し悪しが第一ということか...... |
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| 一休の表現を借りると「ボデイコン(ダンヒル)より才色兼備(ダビドフ)が一番だということですね、ヘッド(頭)の切れ味の鋭い。」 |
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| 5)PUNCH=パンチ |
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これも見ただけでは何の道具なのか全く分からない小道具です。名称通り丸く穴を穿つ小道具です。切り口も綺麗でペッペッペ度はほぼゼロであり、また、切り口が小さいためにフラット・カットよりも幾分濃い目の味を楽しむことができます。写真上はNAT
SHERMAN製のもので、これも見ただけでは何に使うものかさっぱりです。また、写真下はAVO製で繰り出し式で刃が出たり |
| 引っ込んだりします。また、ズブっと挿しても深く入らないために何も考えずに気持ち良く使える小道具で、私のお奨めはこれです。 |
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| 6)PIERCE=ピアス |
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針状の小道具です。太さに応じて先端部分に3−5個程度の穴を開けるのですが、細めで小型の葉巻用というところでしょうか。ゴルフのティーの形をしているものはTIFFANY製で、ティーの頭の部分を左右に動かすことで針を繰り出したり本体内に収めたりするようになっています。こういうことからも米国でのゴルフと葉巻の結び付きを推し量れますね。 |
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| 7)卓上型いろいろ |
葉巻切りにはポケットに入れて持ち歩けない大きさのものや据置いて使うものもあります。いずれも実用とするなら業務用(笑)、家庭においては観賞用というところでしょうか。
A)Boston Table Cutterと呼ばれる木製のものです。
上部の穴に葉巻を挿し込みレバーを引くと端が切り落とされる構造です。場末の葉巻酒場のカウンターの隅が似合いそうに思えます。 |
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B)アクリル製の卓上型カッターです。
何もそこまで、という気もしないのですが......1分間に何本の葉巻を切れるかという競争があればもってこい!......アクリルで作っても滑稽さに変わりはないようですね。
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C)鳩目パンチにそっくり!(ということで笑えるアナタは結構なお歳(笑))これはレストランの真っ白な手袋をしたソムリエ用というよりも制服制帽の係りの前に列を作って並んで順番に穴を開けてもらうという使い方の方が似合いそうですね。
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| D)はとっておき、ELOI製の限定版です。確か100個しか作られていないように聞いています。ずっと昔の卓上型の葉巻切りはこういう構造が多かったようですが、これ位に真剣に作り込まれていると思わず笑いを誘われてしまいます。 |
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